設問1
ネットワーク構成に関する次の問いに答えよ。
(1)【 ア 】〜 【 ウ 】に入れる適切な字句を答えよ。
スパニングツリー機能・・・マスタリングTCP/IP
p103の下を見て埋めてみてください。 |
(解答)
[ ア ] スパニングツリー
[ イ ] ループ(状のLAN)
[ ウ ] IEEE(802.d)
(2)【 a 】に入れる適切な数値を答えよ。
支店 〜FR網(アクセス回線速度16kbps)×20本 〜 本社
ですから、320Kb/sでいいですね。 |
(解答)
320(kb/s)
(3)夜間のデータ転送に必要な高速ディジタル回線上の通信速度(kビット/秒)を求
めよ。答えは小数第1位を四捨五入して整数で答えよ。ここで、オンライン処理の更
新データは1日当たり3×10^8バイト発生し、データ転送の伝送効率は通信速度の
70%とする。
計算問題ですから、数値を書き出してみましょう。
データ量 3×10^8バイト
効率 70%
通信速度を求めます。
時間は3時間
3×10^8×8 / (x × 0.7) = 3×60×60
x = 3×10^8×8 / (3 × 60 × 60 × 0.7) <<
×8 の追加 00/9/21 >>
= 317.4603kbps
丸め、有効数字、単位のチェックはOKですか?
単位:kビット/秒、有効数字:小数第1位を四捨五入して整数
→317kb/s |
(解答)
317kビット/s
(4)巻末付表を参照し、【 b 】に入れる適切な数値を答えよ。
(解答)
384kb/s
(5)3種類のWANについて、それぞれ別の通信サービス業者を利用することによって、
可用性向上の観点から期待できることは何か。25字以内で述べよ。
3種類の・・・とは、フレームリレーとISDNと高速デジタル回線です。
別の業者にすれば。。。
図を見ると、もし、FR網が全然だめだったとしましょう。
ISDNと高速デジタル回線があればつながります。
ISDNがだめでも、高速デジタル回線がだめでも・・・
縮小しないといけないかもしれませんが。通信は出来ます。
末尾は、"可用性の向上が期待できる"でいいでしょう。
"別の業者"と書いてますので、解答としては
「1社の網が不通になっても別の経路が確立され、可用性が向上する」 |
(解答)
1社の網が不通でも、別の経路が確立され可用性の向上(25)
設問2
次のそれぞれの障害が発生したとき、支店1からのオンライン処理はどのようなバッ
クアップ経路を利用するか。それぞれ経由するルータ名をすべて答えよ。
オンライン処理は
正常時、 C1→R1→ 〜FR網〜 →R23→S1
でルーティングしています。 |
(1)本社のハブHUB22の障害
R21障害時は R11→R21→R22→R21
ルータだけ答えるのでこれでいいでしょう。 |
(解答)
R11→R21→R22→R21
(2)本社のルータR23の障害
HUB22の障害
R1→R23へルーティングされますけど、ここからどうなるでしょう?
本文中に
>HUB22、HUB23は、援続されるS-HUBの【 ア 】機能とR23、R24のルーティング機能によって相互にバックアップする。
と書いています。
R1→R23→R24(→HUB23→SHUB1→S1)
でいいでしょう。 |
(解答)
R1→R23→R24(解答書き忘れ ADD
00/9/25)
設問3
ISDNによるバックアップに関する次の問いに答えよ。
(1) 【 エ 】〜【 キ 】に入れる適切な字句を答えよ。
キの経路情報→この?
R21にある経路情報
[R1] --- [R2]
<--RIP--
・「本社に行きたいならこちら」
・「ホップ数はいくつ」
の情報がR22へのルーティング情報なので、R22となります。 |
(解答)
[ エ ] デフォルトゲートウェイ または
デフォルトルート
(デフォルトルート ADD 00/9/21)
[ オ ] ルーティング
[ カ ] 本社LAN,R22
[ キ ] R22
(2)R1上の経路情報(本社LAN、R21)は、動的に定義されるほかの経路情報とは異な
り、固定的に定義されている。この理由を30字以内で述べよ。
・何を問われてるかをしっかり確認しましょう。(何を問われているかにマーキング!)
理由を問われています。
(本社LAN,R21)
この経路情報です。
R1 -- ISDN -- R21
接続を行い・・・と書いてますから、常につながってないことが分かります。
普段は切れています(RIPは来ない)
R1,R21間は正常時切断されており、RIPによる動的な経路情報の接続が出来ないため |
(解答)
R1,R21間は通常切断されており、動的な経路情報の接続が出来ないため(30)
(3)FR網が障害のとき、支店と本社間のバックアップ経路は物流センタを経由する。
物流センタを経由せず支店と本社間を直接ISDNでバックアップする案に比べ、この
案が優れている理由を30字以内で述べよ。
昨日の運勢安心計画
機能性、運用性、性能、安全性、信頼性、経済性、拡張性で考えてみます。
その中で、運用性に注目すると、このやり方だと、FR網が障害を発生した場合とR23が障害を発生した場合で、同じ運用で出来ることが優れています。
性能に注目すると、物流センタISDNが一次群インタフェースを使っているので、複数同時のバックアップが出来ます。 |
(解答)
FR網が障害を発生した場合とR23が障害と、同じ運用で対応できる点(30)
物流センタは一次群速度で、複数支店のバックアップが出来る点。(28)
設問1
オンライン物流システムの総合テスト時の状況に関する、次の小問に答えよ。
ここで、LANでの伝送時間とWAN回線の伝送遅延は無視できるものとし、WAN回
線での伝送効率は80%とする。計算は表1、2を基に行い、計算結果は小数第1位を四
捨五入して求めよ。
(1)1受注当たりの商品コード数が8のときの、WAN回線のデータ伝送時間を求めよ。
表1に時間、表2にデータ量が書いています。
計算するのにもう一つほしいのは速度です。
総合テストについては図2に書いてます。
これは東京倉庫〜本社でやってます。
その通信速度は48kb/sです。
本社クライアント〜東京倉庫メインサーバ
フレーム数は858フレームです。
1フレームは100バイトなので、858×100バイトです。
858×100×8/(48×10^3×0.8)= 17.875秒
丸め、有効数字、単位のチェックはOKですか?
単位:秒、有効数字:小数第1位を四捨五入
→18秒 |
(解答)
18秒
(2)図2の総合テストを本社の代わりに札幌営業所で行った場合、1受注当たりの商品
コード数が8のときの総更新処理時間を推定する。
(a)WAN回線のデータ伝送時間を求めよ。
本社でやってた接続を札幌に代えてやったらどうなるか?です。
858×100×8/(19.2×10^3×0.8)= 44.6875秒
丸め、有効数字、単位のチェックはOKですか?
単位:秒、有効数字:小数第1位を四捨五入
→45秒 |
(解答)
45秒
(b)メインサーバ更新処理時間の中で、WAN回線のデータ伝送以外に要した時間を
求めよ。
メインサーバ更新処理時間=伝送時間+実更新時間です。
実更新時間は
表に書いてある更新処理時間から、(1)で求めた伝送時間を引いてやればいいでしょう。
21-18=3(この数値は東京でも札幌でも同じと推測します) |
(解答)
3秒
(c)総更新処理時間を求めよ。
メインサーバ更新処理時間=伝送時間+実更新時間です。
a)、b)で求めた答えは最終的にこれを求めるためのものです。
メインサーバ更新処理時間=45+3=48秒です。
総更新処理時間は、表2から、
ローカルサーバ更新処理時間+メインサーバ更新処理時間をいうのが分かります。
つまり、48+12=60秒 でいいでしょう。 |
(解答)
60秒
設問2
フレームリレー網を利用したネットワーク設計に関する、次の小問に答えよ。
(1)フレームリレー網の伝送容量に余裕がある場合、図3のネットワークで設定された
CIRと実効スループットとの関係を、30字以内で述べよ。
・何を問われてるかをしっかり確認しましょう。(何を問われているかにマーキング!)
CIRと実効スループットとの関係を問われています。
CIRに対する基本的な問題です。
フレームリレー網に余裕がある場合には、CIRを越えてアクセス回線速度までの速度で通信できます。 |
(解答)
CIRを越えてアクセス回線速度までの速度で通信ができる。(27)
(2)図3のネットワークで、フレームリレー網が正常な状態の場合でも、必ずしも全フ
レームリレー回線(論理チヤネル)に対してCIRのスループットが維持できない場合
がある。その場合の利用条件を、35字以内で述べよ。
・何を問われてるかをしっかり確認しましょう。(何を問われているかにマーキング!)
利用条件を問われています。
表3を見てみましょう。
たとえば、本社〜東京倉庫のアクセス回線は128kbpsです。
東京倉庫の場合、DLCIのCIRの総和を超えています。
つまり、CIRの総和がその回線の回線速度を超える場合、CIRのスループットは維持できない場合があります。 |
(解答)
全フレームリレー回線のCIRの総和がアクセス回線の速度を上回った場合(34)
設問3
IPアドレスの設計に関する、次の小問に答えよ。
(1)P社は図1のネットワークを運用していたとき、各ルータのWAN回線側インタフ
ェースにもIPアドレスを設定していた。WAN回線例のネットワークアドレス部のア
ドレスは、全社で幾つあったかを答えよ。
WAN回線側のインターフェースです。
東京倉庫 |
--- |
本社 |
--- |
東京倉庫 |
| | | | |
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|
|
| | | |
札幌・仙台・東京・名古屋 |
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大阪・広島・福岡 |
線の数、9コですね。 |
(解答)
9本
(2)導入したルータのWAN回線側にIPアドレスを設定しないことも可能であるが、設
定した場合の利点を、35字以内で述べよ。
・何を問われてるかをしっかり確認しましょう。(何を問われているかにマーキング!)
利点を問われています。
昨日の運勢安心計画で考えてみましょう。
その中で、「機能性」、「運用性」、「信頼性」が影響しそうです。
障害時について考えてみましょう。
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[サーバ] |
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|
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| |
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・-- |
------------ |
-- |
-------- |
--・ |
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[ ルータ ] |
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|
↑
↓ |
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|
|
|
[ ルータ ] |
|
|
|
|
| |
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・-- |
----------- |
-- |
-------- |
--・ |
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[クライアント] |
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クライアントがサーバと接続する時に必要なのはデフォルトゲートウェイとサーバの名前、IPアドレスです。
TCP/IP(Ping)テストの基本は、近くから遠く、・・・です。
ですから、デフォルトゲートウェイ(自ネットワークの他のPC、HUB)をテストして、
リモートのIPアドレスのテストと移ります。
ルータにIPアドレスがあれば、きめ細やかなテストが出来ます。 |
(解答)
ネットワーク障害発生時、障害検出をWAN回線でもチェックできる点(32)