設問1
本文中の【 a 】〜 【 f 】に入れる適切な字句を答えよ。
(Tomの解答例)
【 a 】: ルータA
【 b 】: SMTP
【 c 】:再送
【 d 】:木、ツリー
【 e 】:or.jp
【 f 】:混雑
設問2
N社の公開アドレスとして最小限ISPから付与される必要があるA市営業所のアドレ
スを図1中の記号(@〜H)で答えよ。
"記号で答えよ"と書いていますので、名前を書かないように注意しましょう。
さらに、"最小限"と書かれていますので、グローバルIPアドレス、プライベートIPアドレス
どっちでもいい場合は、プライベートIPアドレスを使用します。
外部( WAN)に直接接続されているノードはグローバルIPアドレスでないといけませんね。
ルータAが該当します。
答えは@ですね。
あと、A、B、Cの公開サーバをどう考えるかなんですけど、
ルータAがTCPヘッダまで見て、内部にフォワーディングできる ルータなら、プライベートアドレスでも問題ありません。
たとえば、外部から送信先IPアドレスが
@のDNSなら、AのプライベートIPアドレスをに書き換えて送る。
HTTPなら、Bに書き換えて送る。
これで問題ありませんね。
最近では家庭用 ルータでもこの機能が付いたものが安くて売ってます。
ボクのブロードバンド ルータも付いています。
しかし、この出題された時代を背景に考えると、A〜Cもグローバルと
出題者は答えさせたかったのかなと思います。
ルータAの@が付いている位置がInternet側ではなくてLAN側なんですよね。
あと、問題には上記のような機能があるとも明示されていません。
ですから、@だけと書くのはちょっと問題があるような気がします。
@、A、B、Cにしておきましょう。
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(Tomの解答例)
@、A、B、C
設問3
N社のDNSの登録に関する次の問いに答えよ。
(1)どのドメイン名を管理するDNSに問い合わせれば、N社のドメイン名n-sha.co.jpが
得られるか、そのドメイン名を答えよ。
これは、F主任の説明を読むと分かりますね。
n-sha.co.jp Domainは、一つ上のLevel co.jp DomainのDNSに問い合わせれば教え
てくれます。 |
(Tomの解答例)
co.jp
(2)a-eigyo.n-sha.co.jpのセカンダリDNSをDNS-Bに登録した場合に問題が発生する。
その理由を20字以内で述べよ。
"A営業所のセカンダリDNSをDNS-Bとする"をKeywordに本文を見てみましょう。
>F主任:DNSには、プライマリ、セカンダリの2種類がある。セカンダリDNSは、定期的
> にプライマリDNSにアクセスして、内容を整合させている。セカンダリDNSは異
> なるネットワークにも設置できる。
>E君 : なるほど。では、DNS-AとDNS-Bは、互いに相手のセカンダリを引き受けるよ
> うに登録します。
>F主任: いや、その方式は問題がある。ISPにセカンダリを依頼してはどうだろうか。
このF主任とE君のやりとりですね。
@セカンダリDNSは、定期的にプライマリDNSにアクセスして、内容を整合
AセカンダリDNSは異なるネットワークにも設置
B(何か問題があるから)セカンダリDNSはISPに依頼した方がいい。
@、Aを見ても、セカンダリDNSが営業所Bにあっても問題は発生しません。
でも、営業所Bではなく、ISPに依頼した方がいいと言っています。
もうちょっとヒントを探す範囲を広げてみましょう。
図1の上に書いてある、これですね。
>なお、N社は週末の業務をA市営業所に集約し、B市営業所のすべての装置の電源は止め
>ることにしている。
これを見つけられるかどうかが、この設問を解けるかに繋がります。
例えば週末にDNS-Aが故障したとしましょう。
DNS-Aへの問い合わせは出来ないので、セカンダリDNSのDNS-Bへと問い合わせます。
それなのに、DNS-Bも電源が止められているのでIP
アドレスの解決が出来ない。。。
これは問題ですね。
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(Tomの解答例)
DNS−Bは週末に電源が入っていないため(20)
(3)ISPのDNSにb-eigyo.n-sha.co.jpあてのメールサーバのMXレコードを登録したい。
次の表中の【 g 】、【 h 】に入れる適切な字句を答えよ。
なお、転送先メールサーバは優先度の値が大きいものから順に選択される。
優先度 |
該当するドメイン名 |
転送先メールサーバ名 |
200 |
mail.b-eigyo.n-sha.co.jp |
【 g 】 |
100 |
mail.b-eigyo.n-sha.co.jp |
【 h 】 |
"なお"書きが重要ですね。
優先度の値が大きい方が優先度"高"ですから、
200がプライマリ、100がセカンダリです。
F主任のメールの仕組みの説明を見ると
>F主任:いいところに気づいたね。正確に言うと、DNSには複数のメールサーバヘの転送
> 登録が可能で、各転送先メールサーバに優先度を与えることができる。
> つまり、メールサーバIがメールサーバBへの【 c 】に失敗したときに、優先度
> に従ってメールサーバSに転送されるよう、ISPのDNSに登録すればよい。あとは、
> メールサーバSがメールを一時保存してくれる。
プライマリ:メールサーバB ・・・ 【 g 】
セカンダリ:メールサーバS ・・・ 【 h 】
というのが分かりますね。
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(Tomの解答例)
【 g 】:メールサーバB
【 h 】:メールサーバS
設問4
通常DNSは、キャッシングされたIPアドレスを、一定期間が過ぎると消去する。そ
の理由を40字以内で述べよ。
これはARPテーブルやブリッジのラーニングテーブルと同じですね。
例えば、A営業所のDNSサーバ(DNS-A)のIPアドレスがグローバルIPアドレスだったとして、
【200.0.0.12/24】だったとしましょう。
ある日、A営業所に接続に行ったので、[ DNS-A == 200.0.0.12 ]の情報をキャッシングしました。
ところが次の日にA営業所のIPアドレス計画の見直しがあり、DNS-AのIP アドレスが【200.0.0.10/24】
に変更されました。
もし、いつまでも[ DNS-A == 200.0.0.12 ]の情報を持っていてしまっては、
「あれ、無いなぁどうなっちゃんだろう・・・」
ってことになって、いつまで経っても繋がりませんね。
ですから、一定の期間だけ覚えておいて、それが経てば忘れる。
そうすれば、また聞きに行って[ DNS-A == 200.0.0.10 ]の情報を覚えなおすことが出来ますね。
キャッシングも物理的にはメモリですから、”メモリの有効活用”でも間違いではないですが、
求められている回答は、前者でしょうね。
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(Tomの解答例)
キャッシングされた情報が変更された場合に
変更前の情報を持ち続けることになるため(39)
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