実習4.tracert(Trace Route) 
-相手機器までの通信経路を調べる-

最終更新日 2006/05/02
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tracertは、相手機器までの通信経路を調べることが出来ます。
pingは、相手機器との確認であって、その途中がどうなっているのか分かりません。
tracertは、その中継状況を知る時に有効な命令です。

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実社会を例にすると。。。(Tom的フィクション)
----------------------------------------

新宿のOfficeにいる、上司の方は、奈良にいる田中さんに仕事を頼もうと思い、
庶務お姉さんに、
  「ちょっと奈良支社まで行って、営業の田中君がいるか確かめてくれ
と頼みました。

庶務のお姉さんは、切符を買って奈良まで行って、田中君がいるかどうか確かめ、
そして帰ってきました。

  (A)「ちゃんといましたよ」
  (B)「すいません、田中さんのところまで辿り着けませんでした」
  (C)「田中さんはいませんでしたよ」

と庶務のお姉さんは、上司に報告するでしょう。
ここまでは、Networkでいうpingの説明です。
それぞれ、
  (A)成功  (B)Host Unreachable、(C)Host Unknown

を指します。

では、ここで庶務お姉さんは(B)と答えたとしましょう。
上司の人は、「なんで辿り着けなかったんだろう。。。」と不思議に思い、

庶務お姉さんに聞きました。「どういう道順で行ったの?」

庶務お姉さん「すいません、分からないです。」

pingはEnd To Endの通信ですので、途中の経路なんてどうでもいいので、
分からなくて当然なのです。

上司の方は、考えました。「庶務お姉さんが辿り着けなかった理由を知りたい。。。」
今度は庶務お姉さんに条件付きで頼みました。

「1回も乗り換えをしてはダメだよ。もし乗り換えなければならなくなったら、
  その先には行かず、その駅名を覚えて、帰ってきてください。

「はい、わかりました。」

庶務お姉さんは奈良に向かう為に、新宿で中央線に乗り、東京で降りました。

「さあ、新幹線に乗り換えて、京都に向かおう!」

でも、上司の人に、「1回も乗り換えてはならない」と言われたのを思い出して、
仕方なく、「東京駅」だけ覚えて帰り報告します。

すると、上司の方は、

「そっか、乗り換えなしでは東京駅までしか行けなかったか、、、
 では、次は1回だけ乗り換えてもいいから、もう一回行ってきてくれないか」

庶務お姉さんは、また新宿で中央線に乗り、奈良に向かいます。
今度は、東京で新幹線に乗り換えることが出来ましたが、京都で乗り換えることが出来ません。
「京都駅」だけ覚えて、上司に報告します。

同じような形で、上司は乗り換えることが出来る回数を1回ずつ増やし、
何回も庶務のお姉さんに奈良まで行ってくるよう頼みます。
すると、順調であれば、
  1回目:「東京」
  2回目:「京都」
  3回目:「奈良」
  4回目:「田中さんとこ」
と、4回頼むと、上司の方は、田中君のいる所までの行き方を知ることが出来ます。

また、
3回目で、「すいません、次の駅まで辿り着けませんでした」と報告を受けると、
「なるほど、京都までは問題ないけど、京都駅、奈良駅、もしくは京都駅と奈良駅の間で、
何か問題があったんだなぁ。。。」
と推測することが出来ます。

これがtracertのしくみです。
こんなこと、実際に庶務お姉さんにお願いしたら、まず怒られますけどね(笑)
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上の話をNetwork用語を使って書いてみましょう。

庶務のお姉さん・・・通信Data
駅名     ・・・中継Node(Routerなど)
乗り換える回数・・・TTL(Time To Live:生存時間)

tracertもping同様、ICMPというProtocolを使います。
ICMPには”TTL”というParameterを持っていて、その値が0になったら、
0になった地点の中継Nodeが送信元に対してError Packetを出します。
その原理を利用して、TTLを1ずつ増やしながら送信し、TTL=0となる
中継NodeのIP Addressを、一つ一つ拾っていっている訳ですね。

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★実機実習

では、実際にInternetを利用して、ココ(www.tomnetwork.net)にtracertを打ってみましょう。
c:>tracert www.tomnetwork.net


何回か中継しながら、無事に着きましたか?


このように、いろんなSERVER(例でいうと駅)を経由でして、www.tomnetwork.netに向かっています。
しかし、10番目のadngy1.nw.wakwak.comから先が届かなくなっています。

ということは、

 (1)このadngy1.nw.wakwak.comのSERVER
 (2)(1)の次のSERVER
 (3)(1)、(2)間の通信回線

に問題があると推測されます。

ちなみに答えは、、、
  tomnetwork.net SERVER入り口のRouterがpingの応答を返さない設定
になってるんです。

ですから、ちゃんと通信をしていても、timeOUTになったんですね。

Tom的フィクションで言うと、庶務お姉さんはちゃんと奈良の田中さんのところまでたどり着きましたが、
田中さんに、

   「ごめん、あの上司にいることがバレたら、いろんな仕事を頼まれるから、いなかったって言って!」

と言われて、庶務お姉さんは上司に嘘の報告をしたって感じですね。

ちゃんとpingを返すSiteのwww.yahoo.co.jpでもう一度試してみましょう。

ちゃんと辿りつけてますね。


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