情報処理能力活用能力検定(J検)2級 過去出題問題
 平成13年 問題3

最終更新日 2006/02/27
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Tomのネットワーク勉強ノート
 過去問(午後)
   情報処理能力活用能力検定(J検)
     第15回 情報処理能力活用能力検定(J検)2級 問題3 (コンピュータシステムTCP/IP問題) 回答付き

問題3 次のTCP/IPに関する設問に答えよ。 .

<設問1> 

次の記述及び図中の【 】に入れるべき適切な字句を(1)
〜(6)の解答群から選べ。


TCP/IPの起源は、最初のコンピュータネットワークといわれる
ARPANETにさかのぼる。ARPANETは、【(1)】を初めて実現したネット
ワークであり、また、この開発においてaプロトコルの階層化(プロトコル
スタック)
という概念が生まれた。しかし、ARPANETも1つのネットワー
クに過ぎず、他のネットワークとは通信ができなかった。このため、
ARPANETと他のネットワークがお互い通信できるネットワーク(現在のイ
ンターネット)用の通信プロトコルとしてTCP/IPが誕生したのである。
TCP/IPは、企業においてイントラネットやbエクストラネットの構築が多
くなったことで、現在では企業内ネットワークにおいても標準になりつつあ
る。また、インターネットやTCP/IPの標準化については、【(2)】という
文書によりまとめられている。 
図にTCP/IPのプロトコルスタックとPDU(プロトコルデータユニット)
階層図を示す。
アプリケーション層は、ホスト上のアプリケーション(プロセス)が動作
する層である。
トランスポート層はプロセス同士のエンドツーエンド間での通信を可能に
する層である。この層のプロトコルであるTCPとUDPは、アプリケーション
層から流されるデータ(メッセージ)にヘッダ情報を付加し、TCPでは
【(3)】、UDPではデータグラムという情報単位(PDU)として構成する。
【(4)】が動作するための識別としてポート番号がヘッダ中に含まれてい
る。TCPはコネクション型通信で、エンドツーエンド間でTCPコネクション
を確立し、Cこのコネクションを使った信頼性の高いサービスを上位層に対
して与える。
このTCPを使用するアプリケーションの代表的なものとして、
電子メールを転送する【(5)】がある。また、UDPは信頼性の低いコネク
ションレス型通信であるが、TCPに比べてヘッダ量が少なく、伝送効率の良
い通信ができる。
インターネット層はトランスポート層から渡される情報にヘッダを付加し、
この層のPDUであるデータグラムを構成する。この層の代表的なプロトコル
であるIPは、ヘッダ中のIPアドレスを使い、通信するホスト間でのコネクシ
ョンレス型通信を行う。
ネットワークインターフェース層は、インターネット層から渡されるデータ
グラムを【(6)】というPDUとして構成し、ヘッダ中のdアドレス情報
よる隣接ノード間での通信を行う。この層の代表的なプロトコルとして、
LANにおけるイーサネットやWANにおけるPPPがある。


図 TCP/IPプロトコルスタックとPDU階層

(1)の解答群
ア.回線交換 イ.パケット交換 ウ.フレームリレー
エ.セルリレー オ.無線通信

(2)の解答群 −
ア.RFC イ.IETF   ウ.IAB エ.IEEE

(3)、(6)の解答群
ア.バイト イ.セル ウ. フレーム
エ.セグメント オ.フラグメント

(4)の解答群
ア.ネットワーク上で一つのプロセス
イ.ネットワーク上で複数のプロセス
ウ.同一ホスト上で一つのプロセス
エ.同一ホスト上で複数のプロセス

(5)の解答群
ア.Telnet イ.FTP ウ.SMTP エ.SNMP




<設問2>

下線部aについて、プロトコルを階層化することのメリットとし
て誤っているものを(7)の解答群から選べ。

(7)の解答群
ア.機能ごとに開発できるため、プロトコルの作成が容易になる。
イ.より良いプロトコルが作成されると、簡単に置換えできる。
ウ.各層ごとにプロトコルの作成を独立して行えるため、開発期間を短縮
     できる。
エ.使用するプロトコルを一種類のメーカ製に限定できる。

<設問3> 

下線部bについて、企業−企業間をインターネットでつなぐエク
ストラネットのように、セキュリティ確保のためにネットワークを仮想的な
専用線として扱う技術を(8)の解答群から選べ。

(8)の解答群
ア.VLAN イ.VPN ウ.VAN
エ.VoIP オ.SSL .

<設問4>

下線部cについて、TCPを使用するアプリケーションが保証され
るサービスを(9)の解答群から選べ。

(9)の解答群
ア.一部の漏れがあっても、ほとんどのデータが受信できる。
イ.遅延なく、すべてのデータが受信できる。
ウ.順番通りに、すべてのデータが受信できる。
エ.順番とは関係なく、すべてのデータが受信できる。

<設問5> 

下線部dについて、イーサネットにおけるPDUのヘッダ中のアド
レス情報を(10)の解答群から選べ。 

(10)の解答群
ア・論理チャネル番号 イ.MACアドレス ウ.DLCI
エ.VPI オ.VCI

 

回答

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