基本情報技術者過去問

平成17年 午後 問11

最終更新日 2006/01/05
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   基本情報技術者過去問 平成17年 午後 問11

問11 次のCOBOLプログラムの説明及びプログラムを読んで,設問1,2に答えよ。

〔プログラムの説明〕

渡された会員IDを基に,会員ファイルから会員情報を検索し,画面データとして
返却する呼ばれるプログラム(以下,副プログラムという)である。

(1)呼ぶプログラム(以下,主プログラムという)は,会員IDを読み取り,検索結
 果を画面に表示する。主プログラムが副プログラムヘ渡す情報は,次のとおりであ
 る。現在の年月は,YYYYMMの形式である。

   _
会員ID
6けた
現在の年月
6けた

(2)副プログラムでは,主プログラムから受け取った会員IDで会員ファイルを検索
 し,見つかった会員情報を画面データに格納して主プログラムに返す。画面データ
 に格納する情報は,見つかった会員のレコード項目のうち会員ID以外のすべての
 項目である。このとき,新規入会サービスの対象者であるかどうかを調べ,フラグ
 をセットする。新規入会サービスの対象者は,特別会員及び一般会員のうち,会員
 期間が,入会月を基準に月単位で数えて,12か月以内の会員である。例えば,10
 月入会の場合は,翌年の9月までがサービス対象期間となる。

(3)会員ファイルのレコード様式は,次のとおりである。

   _
会員ID
6けた
氏名
20けた
区分
1けた
入会年月日
8けた
その他の会員情報
205けた

 @ 会員IDをキーとした索引ファイルであり,会員IDは数字0〜 9の組合せからなる。
 A 区分には会員区分が記録されている。会員区分には,特別会員,生会員があり,次のとおリコード化されている。
     1:特別会員  2:一般会員  3:学生会員
 B 入会年月日には,その会員の入会した年月日がYYYYMMDDの形式で記録されている。

(4)画面データ(L―SCREEN)のデータ様式は,次のとおりである。

   _
フラグ1
1けた
フラグ2
1けた
会員情報
234けた


フラグ1及びフラグ2は,次の決定表に従って値が決まる。

   _
フラグ設定の決定表
条件部 会員ファイルが検索できた Y Y Y N
入会1年未満である Y Y N -
区分が学生会員である Y N - -
動作部 a X X X -
- - - X
X - X X
- X - -

注 条件部での“Y"は条件が真,“N"は条件が偽,“-"は真偽に関係ないこと
 を表す。動作部での“X"は条件がすべて満たされたとき,その行で指定した
 動作の実行を表し,“-"は動作を実行しないことを表す

    
      


設問1 決定表及びプログラム中の【    】に入れる正しい答えを,解答群の中か
    ら選べ。ここで,決定表のフラグ1,フラグ2は,プログラムのS-F1, S-F2
    に対応している。

     

bに関する解答群

     ア  01 W-YEAR1                PIC X(6).
        01 W-YEAR2 REDEFINES W-YEAR1 PIC 9(6).

     イ  01 W-YEAR1                PIC 9(6).
        01 W-YEAR2 REDEFINES W-YEAR1 PIC X(6).

     ウ  01 W-YEAR1                PIC X(6).
        01 W-YEAR2                 PIC 9(6).

cに関する解答群

     ア   0      イ  1      ウ  12
     エ  99      オ  100     カ  101

設問2 次の記述中の【    】に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

 このシステムでは,会員IDの最後の1文字だけの入カミスが非常に多いことが経
験上分かっている。そこで,主プログラムから渡された会員IDと一致する会員情報
が見つからなかったとき,会員IDの最後の1文字だけが異なるすべての会員の会員
IDと氏名を修正候補として主プログラムに戻すように,次のとおり変更した。

   

dに関する解答群

      ア X = 6  イ X > 6  ウ X  = 9  エ X > 9  オ X > 1 0

eに関する解答群

      ア MOVE L- ID TO M-ID      イ MOVE  L- ID TO M-ID
                                MOVE X TO M-ID(6:)
      ウ MOVE L- ID TO M-ID      エ MOVE  L- ID TO M-ID
         MOVE X TO M-ID(6)         MOVE X TO M-ID(X)
      オ MOVE X TO M-ID(6)      カ  MOVE X TO M-ID(X)

fに関する解答群
      ア X      イ X + 1    ウ  Y      エ  Y + 1

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