設問1
本文中の【a】、【c】に入れる適切な字句を、それぞれ10字
以内で答えよ。また、【b】、【d】に入れる適切な数値を答えよ。
【 a 】
>FRADは、X.21インタフェースをもち、【a】をITU-T Q.922フレームに
>変換する機能
FRAD Frameの組立、分解についてです。
フレームリレーのFrame フォーマットはQ.922で規定されています。
HDLCのFrameフォーマットはこんな感じでした。
FRADでは、LAN上の HDLC FrameをQ.922のFrameに組み立てなおします。
【 b 】
>本店のCIR合計速度は【b】kビット/秒
計算問題です。慎重に行きましょう。
"本店の"を見逃さないようにしましょう。
支店分:32k × 5 = 160k
営業所分:16k × 20 = 320k
合計: 480kビット/秒ですね。
【 c 】
>多くの支店及び営業所で端末が【c】されたら、応答時間が悪化しないかね
【 b
】で計算したようにCIRの合計は480kビット/秒でした。
それに対して, アクセス回線速度は384kビット/秒しかありません。
契約上では成立はしますけど、
同時に接続されたら。。。応答時間が悪化しないかなぁ、、、とS課長が心配するのも分かりますね。
【 d 】
>フレーム長を500バイトとすると、CIRが32kビット/秒なら、例えば1秒間に【d】フレームまで
>連続して伝送できます。
整理しましょう。
Frame長 ・・・500バイト
CIR ・・・ 32kビット/秒
1秒間に?ですからCIRをフレーム長で割ってあげればいいです。その時にビット/バイト換算を忘れずに。。。
32×10^3 / (500×8) = 8Frame
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(Tomの解答例)
【 a 】 HDLCのFrame
【 b 】480(kビット/秒)
【 c 】同時に接続(されたら)
【 d 】8
設問2
基幹業務システムのPVC設定において、本店FRADから営業所1FRADに向
けて送出きれるフレームのアドレス部に含まれるDLCI値について、例にならっ
て、解答欄の表を完成させよ。
(例)支店1FRADへのフレームのアドレス部(2オクテットとする)
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ビット |
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7 |
6 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
0 |
第1オクテット |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
* |
* |
第2オクテット |
0 |
0 |
0 |
0 |
* |
* |
* |
* |
*ほかで使用
表から、本店FRAD => 支店1FRADのDLCIは16でした。
これを2進数で表すと、10000 です。
000001**
0000****
問題は 本店FRAD =>営業所1では? です。 DLCIは21です。
これを2進数で表すと、10101
000001**
0101****
となりますね。
ここで、DICLについて書いておきますと、
2オクテットのなかで、DCLI用に使えるのは、上の表のとおり、10ビットです。
範囲としては、0〜1023あります。
実際には、16〜で使用され、0〜15は制御用として使用されています。 |
(Tomの解答例)
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ビット |
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7 |
6 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
0 |
第1オクテット |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
* |
* |
第2オクテット |
0 |
1 |
0 |
1 |
* |
* |
* |
* |
設問3
[すペてFR網を利用する案]において、本店FRADの接続回線の最低通信速
度を答えよ。巻末付表4の接続回線月額使用料に示された中から答えを選ぶこと。
また、新たに設定するPVCのCIR選択に当たっては、表の注に留意すること。
(Tomの解答例)
省略
設問4
[一部の回線を専用線にする案]について、次の問に答えよ。計算に当たっ
ては、巻末付表4、5を用いること。
(1)エコノミ専用線の採用について、本店の設備上、事前に確認すべき事項を
15字以内で述ペよ。
エコノミ専用線、実際のNTTのサービスでいうと、デジタルアクセス、デジタルリーチに該当します。
支店1/2をこれに変えるといっています。
通信にTCP/IPを使用していれば、特に考える必要はないんですけど、今回はホストを使っていて、
HDLCフレームが流れています。FRADではちゃんとQ.933フレームに変換してくれているみたいですけど、
追加導入する ルータでちゃんと変換できるか。。。といわれると、確認しておく必要がありますね。
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(Tomの解答例)
ルータのHDLCに対する適合性(15)
(2)支店1と支店2のエコノミ専用線の基本回線使用料の合計は月当たり幾ら
か。また、DSU使用料の合計は月当たり幾らか。
(Tomの解答例)
省略
(3)本店FRADの接続回線のCIR合計速度は幾らか。
CIRの合計は【 b 】で求めました。
それから何が変わったでしょう?
・支店1/2がエコノミー専用線になった。
>情報系業務システム用に、支店1及び支店2では40kビット/秒程度、そのほかの支店では20kビ
>ット/秒程度、営業所では5kビット/秒程度の通信速度を確保する。
これから、
・支店3〜5 に +20kビット/秒
・営業所に +5kビット/秒
足してやる必要がある
-------CHANGED 02/09/29
この条件も必要ですね。
>[すべてFR網を利用する案]
>(1)FRAD間にPVCを追加設定する。
始めは、既存のPVCに情報系業務用に帯域を追加すると思ったので、
支店3〜5
32k + 20k = 64kビット/秒必要
営業所
16k + 5k = 32kビット/秒必要
64k × 3 + 32k × 20 = 832kビット/秒
と考えていましたが、この条件がありますから、
支店3〜5
32k + 32k = 64kビット/秒必要
営業所
16k + 8k = 24kビット/秒必要
64k × 3 + 24k × 20 = 672kビット/秒
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(Tomの解答例)
672kビット/秒---CHANGED
02/09/29
(4)本店FRADの接線回線月額使用料とPVC月額使用料の合計は幾らか。
(Tomの解答例)
省略
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